特区関連

「国家戦略特別区域」による
ドローンを活用した実証実験への取り組みについて

広島県・今治市国家戦略特区とは

地域限定で規制緩和する国の「地方創生特区」で、平成28年1月29日に『広島県・今治市国家戦略特別区域』として、広島県と今治市が共同指定を受けました。
当社は、この「広島県・今治市国家戦略特区」において、規制改革事項「特定実験試験局制度に関する特例」を活用し、ドローンに関する通信技術とドローンを活用した「インフラ点検実証」と「物資輸送」に関する実証実験を進めています。

内閣府地方創生推進事務局(特区関連ページ)

http://www.kantei.go.jp/jp/singi/tiiki/kokusentoc/hiroshimaken_imabarishi.html

「特定実験試験局制度に関する特例」を活用するメリット

本来、特定実験試験局の免許取得には、免許申請から無線局の免許状交付まで3週間以上を必要とします。この特例を活用することで予備審査後、即日交付が可能となります。
今回、平成28年10月7日に免許申請を行い、同日に免許状の交付を頂きました。
特定実験試験局の免許状を授与
特定実験試験局の免許状を授与

「特定実験試験局」の具体的内容

今回申請・取得した特定実験試験局は、5GHz帯の電波を使用した高画質で遅延のない画像の伝送を可能とする画像伝送装置の空中利用です。この画像伝送装置は、現在、地上または海上に限り、免許なしでの利用が認められていますが、ドローンに搭載(空中で利用)する際には特定実験試験局としての申請が必要となります。
5GHz帯の画像伝送装置をドローンに搭載することで、高画質で遅延のないカメラ画像を届けることにより、より安全な飛行に寄与します。

従来の2.4GHz帯画像伝送を地上モニタで表示(拡大画像が不鮮明)
従来の2.4GHz帯画像伝送を地上モニタで表示
(拡大画像が不鮮明)
5GHz帯の画像伝送を地上モニタで表示(拡大画像が鮮明)
5GHz帯の画像伝送を地上モニタで表示
(拡大画像が鮮明)

これまでの実証実験について

尾道大橋橋梁点検のインフラ実証実験実施

2017年3月

3月4日(土)、尾道市向島町の尾道大橋にてドローンを活用したインフラ構造物点検の実証実験(第2回)を行いました。
今回は、インフラ点検における近接目視の支援を目的として、ドローン搭載カメラによる橋脚、橋桁の撮影を行いました。
本実証実験では、以下の点について実施しました。

今回、万が一海上に墜落した場合に備え、沈没防止を目的にドローンにライフジャケットを装着しました。

ドローンによる構造物点検飛行
ドローンによる構造物点検飛行
HDカメラの撮影画像
HDカメラの撮影画像
HDカメラの撮影画像
HDカメラの撮影画像
ドローンにライフジャケットを装着して飛行
ドローンにライフジャケットを装着して飛行

東広島市椋梨ダムでのインフラ実証実験の実施

2016年10月

10月11日(火)、東広島市の椋梨ダムにて、ドローンを活用したインフラ構造物点検の実証実験を行いました。
本実証実験では、以下の3点について実施しました。

東広島市椋梨ダムでのインフラ実証実験
ダム正面をドローンで撮影(HDカメラ画像)
ダム正面をドローンで撮影
(HDカメラ画像)
ダム正面をドローンで撮影(超高精度カメラ7K画像)
ダム正面をドローンで撮影
(超高精度カメラ7K画像)
HDカメラの撮影画像
HDカメラの撮影画像
HDカメラの撮影画像
HDカメラの撮影画像
インフラ点検メディア取材
インフラ点検メディア取材

今治市上浦町でドローンを用いた配送サービスを想定した物資輸送実証実験

2016年10月

10月26日(水)、今治市上浦町において、ドローンを用いた配送サービスを想定した物資輸送の実証実験を行いました。
本実証実験では、以下の2点について実施しました。

実証実験当日、ドローンカメラにトラブルが生じ、画像の中継が途絶えましたが、ドローン飛行には影響なく、注文された品物を無事に届けることができました。

ドローンによる物資輸送
ドローンによる物資輸送
ドローン搭載カメラからの画像1
ドローン搭載カメラからの画像1
ドローン搭載カメラからの画像2
ドローン搭載カメラからの画像2
当社社長 熊谷による事業者挨拶
当社社長 熊谷による事業者挨拶
物資輸送イベントの概要説明
物資輸送イベントの概要説明
ドローン物資輸送(着陸)
ドローン物資輸送(着陸)
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